生まれつきの不器用
昨夜、仕事から帰るとお義母さんが長男の体操服のゼッケンをつけてくださっているところだった。 うちの小学校は、学年が変わるごとに毎年、体操服にゼッケンをつけなければならない。 裁縫の苦手な私には、とても過酷で煩わしい試練だった。出来映えもひどいものだ。どういうわけか、かならずゼッケンがななめになってしまうのだ。縫い跡もハチャメチャ。なぜだか糸もあっちこっちほつれて出ている。 一度ようやく縫い付けたと思ったら、後ろもいっしょに縫い付けてしまっていたことに気がつき 要するに服の表にだけゼッケンをつけるのだけど、知らずに後ろまで針を通していたのでした。これでは着れない。 泣き泣きほどいてやり直しをした。でもどうしても、うっかりすると後ろまで針を通してしまうのでした。 思えば中学の家庭科の先生に、 「あんたの不器用は生まれつきで、もうどうないしょうのないわ」 とサジを投げられてしまったくらいです。 そういえば、教育実習にきた女の人たちにも、「わーこの子玉結びできやらへん」とクスクス笑われた。 針を通してそのあと片手で器用に結び目を付けるいわゆる「玉結び」が出来なくて、両手で糸をくくるように結んでいるところを見られてしまったのだ。